気温が上昇して暖かくなると人も動植物も活動的になります。しかし、同時に活発になってくるのが、あの黒や茶色の物体。。。夜になるとカサカサと動き出す「G」そう!みんな大嫌い「ゴキブリ」です。
今や暖房環境が整ったため、夏だけでなく、冬場にも出現!なんてことも珍しくなくなりました。
もう想像しただけでも「とにかくイヤ」「気持ち悪い」「考えたくもない」と思う方がほとんどですよね。筆者もそう思う一人です。
ただ、存在自体が「気持ち悪い」「不快」なだけであればまだしも、人にとって有害な病原菌を媒介するので害虫となります。媒介する病原菌は「サルモネラ菌 」「赤痢菌 」「ピロリ菌 」「O-157」「ハウスダスト・アレルギー」など多岐に渡ります。生きている間はもちろん、糞や死骸も媒介原因となる可能性が高いのです。
当社にもゴキブリ駆除機器やゴキブリ駆除のお問い合わせが年間を通して非常に多くなりました。当社ホームページでも害虫駆除機器の閲覧数が大きく伸長しています。
おそらく、コロナ禍前より、害虫(特にゴキブリ)に悩まされている店舗や事業所は多いのではないか?と推測します。
今回は「害虫(ゴキブリ)を寄せ付けない環境作り」をテーマに対策ポイントをまとめましたので是非ご参考にしてください。
⇒換気での扉や窓の開放は網戸などを設置。物理的に害虫が入れない工夫を。
⇒網戸などを設置できない場合は、市販のホウ酸団子を導線上に置く。
※市販のホウ酸団子を置く際は、期限切れに注意!通常効果は開封設置後3ヶ月です。置いたから安心ではなく、期限切れは毒素が抜けて単なる美味しいエサになってしまい、返って誘引の原因になります。
⇒ゴキブリの嫌いな天然ハーブを設置する。
:ミントやハッカ類、メイス、ナツメグ系ハーブ
:セロリ、キャラウェイ、クミンといったセリ科植物系ハーブ
:レモンに近い香りがするレモングラス
などが有効と言われています。
⇒ゴキブリ忌避にオゾンは有効と言われています。但し低濃度オゾンの室内用発生器では、あまり効果を得られないと言われていますので、営業終了後、「室内用小型オゾン発生器」を無人状態でタイマー稼働をおすすめします。害虫忌避だけでなく、店内の消臭や除菌にも効果絶大です。
⇒排水溝・排水管は常に清潔に。飲食カスは放置せず、小まめに清掃、捨てるようにしましょう。
⇒流しや作業を行うステンレス台などは常時水気をふき取る習慣を付けましょう。営業終了後は、しっかりと乾拭きして水気を一滴も残さないことが大事です。
⇒清掃後、ゴキブリは熱に弱いので熱湯を流すのが効果大です。ゴキブリ以外にチョウバエ等不快害虫の発生防止にも役立ちます。
⇒営業終了後は、排水溝には専用蓋をして侵入経路を塞ぎましょう。
⇒清掃仕上げにハーブ系スプレー等を噴霧しておくとさらに良いでしょう。但し、くれぐれも「塩素系洗剤」と「酸性系洗剤」を合わせて使用しないように十二分に注意しましょう。
⇒換気扇・排気口・レンジフードの清掃も小まめにしましょう。ゴキブリは嗅覚が鋭い昆虫です。飲食物や油脂の匂いに誘われ侵入してきます。溜まりやすい油汚れは放置しないようにしましょう。特に「グリスフィルター」の油汚れ除去は防火対策はもちろんゴキブリ対策にも効果があります。
⇒換気扇は営業終了後も、出来るだけ回しておくことをおすすめします。回しておくことにより隙間が無くなり、侵入が難しくなります。但し、回しっ放しにする際は近隣の方へのご配慮・対策を怠りなく。
⇒エアコンからも?と思う方がいるかと思いますが「ドレンホース」「スリープ穴」そして既に侵入してしまった場合はエアコン内部も隠れ家となります。エアコン稼働が少ない春・秋時は要注意です。特に経年劣化でエアコンスリープ穴は隙間ができている場合があります。専用パテで隙間を埋めるようにしましょう。
⇒壁や床は、さすがに平気でしょ?と思いますよね。経年劣化等による壁や床に隙間は出来ていませんか?また、モノをぶつけたなどで疵瑕や穴などが出来ていないでしょうか?ゴキブリは僅か数ミリの隙間でも侵入します。住宅用補修パテやテープなどで隙間は徹底的に塞ぎましょう!
⇒テイクアウトや宅配のニーズが増え、容器や梱包資材の保管でダンボールを使用している飲食店舗は多いと思います。それはかなり危険です。
ゴキブリにとってダンボールは最高の住処と言われています。
理由としては
「湿気を吸いやすい」
「ダンボール自体にトウモロコシ等が原材料に含まれていてエサとなる」
「断面の波形型構造が産卵するのに適している」
などが挙げられます。
ダンボールでの保管は極力避けるようにしましょう。
また元からダンボールに住みついていたり卵が付着していたりして、配送先から運ばれてくる場合もあります。
ダンボールから荷物を出した後は、なるべく早く処分するように心掛けましょう。
⇒新聞紙やチラシなどの置きっ放しも避けましょう。
室内に置きっ放しにせず、まとめてなるべく早く処分するよう心がけましょう。
業務上必要な領収書や請求書のレシートなどもまとめて置いて長期間放置しておくのはよくありません。
ダンボールと同じく、紙にはデンプン質が含まれており、ゴキブリたちの住処だけでなくエサにもなります。人間で言えば「お菓子の家」を提供しているのと同じことになります。
⇒ゴキブリは湿気が大好きです。梅雨時や夏場はもちろん、最近は加湿器の普及により、冬場でも湿気が多く、室内が温かい環境になっているので侮ってはいけません。
水一滴あれば、3~10日間生き延びることができる「非常に逞しい生物」なのです。
ちなみに彼らにとって最適な活動湿度は75~100%、温度は25~30℃と言われています。
・湿気が溜まりやすい場所には市販の「除湿剤」を置く。
・湿気が高い時にはエアコンを全開にして湿気を取り除く。
理想の室内湿度は40~60%です。出来れば50%前後に調整するのが理想です。この2点を徹底しましょう!
※除湿剤の吸湿状況は環境や場所によって変化しますのでマメにチェックして交換するようにしましょう!
⇒冷蔵庫や冷凍庫、保冷庫は庫内を冷やすためにコンデンサーやコンプレッサーなどが取り付けてあり、熱を放出するため機器の周辺は温度が高くなります。
「暖かい」「狭い」「暗い」「湿気がある」「食べカスやホコリが溜まりやすい=掃除がし難い」などなど、まさにゴキブリにとっては天国のような環境です。
なかなか重い冷蔵庫等を動かして清掃するのは大変ですが、定期的に清掃するようにしましょう!
⇒観葉植物やプランターも、ゴキブリにとっては絶好の環境となります。
理由としては
①土の上は床より暖かい。
➁植物に水を上げるため、適度な湿度がある。
③肥料がエサになる可能性。
④産卵場所になる可能性。
特に注意してもらいたいのがプランターなどの下に敷く受け皿との間。前述した通り「暗い」「狭い」「湿気がある」3つを満たしていてゴキブリにとっては居心地の良い隠れ家的場所となります。
それでも「観葉植物」は癒されますし、素敵な空間作りには欠かせませんよね。
今は土を入れなくても育てられる観葉植物や前述した忌避効果のあるハーブ系(ミントやレモングラス等)を置いてみてはいかがでしょう?
「癒しの空間作り」と「ゴキブリが苦手な環境」を作れる、まさに一石二鳥効果です。
⇒もう直球ストレートにゴキブリはトイレ大好きです。「水がある」「湿気高め」そして何よりも「アンモニア臭」が好みです。
目に見えない飛び散り尿などは、どうしても掃除が行き届きません。汚れが判りやすい床は清掃しやすいですが、実は壁や天井まで染みつき、それが酸化すると「アンモニア臭」となります。
とにかく一に二にもトイレ清掃はマメに行いましょう!
またトイレ専用マットなどを敷いて飛び散り尿防止対策も効果的です。
・ハーブ及びハーブの香り、ハッカ油など
⇒こちらは、前述した通りです。ミントやレモングラス系のハーブはゴキブリが嫌います。
特にハッカ油は忌避効果が高く、ハッカ油ミストを簡単に作れます。
(ハッカ油20滴程度+無水エタノール10ml+水90mlの割合でスプレーボトル(必ずPSやPET系の素材でないもの:これらは溶けてしまう可能性あり)に入れて混ぜ、ゴキブリの侵入導線等に撒いておくと忌避効果が期待できます。
但し、ペット(犬や猫など)いるところには、おすすめしません。舐めたり、大量に吸い込むとペットに肝機能障害が出る場合がありますので十分にご注意ください。
・塩
⇒ゴキブリは塩が苦手。摂取すると脱水症状を引き起こしやすくなるためと言われています。
盛り塩にゴキブリの苦手なハーブ系のアロマオイルを垂らしておくと、さらに忌避効果があります。
・明るい場所
⇒ゴキブリはそもそも夜行性のため、光が苦手です。
冷蔵庫の裏や掃除のしにくい機器の隙間は意図的に採光できるような配置にしたり、市販のLEDライトなどで常に照らしておくと効果があります。
・35℃以上の高温、または10℃以下の低温
⇒上記の温度設定は人にとっても過酷なため、現実的ではありませんが、ご参考までに。35℃以上になると動けなくなり、40℃以上になると体内のたんぱく質が固まり、死に至ります。
また10℃以下になると繁殖する力が無くなると言われています。
・天敵
⇒生物ですから、当然ゴキブリにも天敵がいます。
代表的なものとして「クモ」「猫」「ネズミ/ハムスター」「ムカデ/ゲジゲジ」「ハチ」「アリ」「カマドウマ」「カマキリ」「ヤモリ/トカゲ」「カエル」などです。
ただ天敵だからと言って事業所や店舗に放し飼いできるわけではないので、あくまでも知識としての参考にしてください。
・アルコール
⇒ゴキブリにアルコールは効果あります。殺虫剤のように即効性はありませんが、最終的に死に至らせることは可能です。
ポイントは【アルコール濃度60~80%のものを使用】することです。それ以下の濃度では退治できるほどの効果は出ません。また濃度100%はすぐに揮発してしまうので同様に効果を得られません。
またビールや日本酒などの飲用アルコールでは度数が足りないばかりか、ゴキブリの大好物で返って誘引してしまいます。
退治できるのは「アルコール噴霧による低体温」「気門を塞がれ呼吸困難」です。
メリット
①殺虫成分が含まれていないので安心・安全。
➁安価で現在常備しているもので代用できる。
③除菌も同時にできる。
デメリット
①火気のある場所では使用厳禁。
➁即効性がない。
③吹き掛けた場所や素材によっては変色する可能性。
TPOで殺虫剤などとの併用が良いでしょう。
・洗剤
⇒こちらもアルコール同様、洗剤成分(界面活性剤)により、ゴキブリの気門を塞ぎ、窒息死させることができます。
但し、天然系洗剤で界面活性剤が原料に入っていないものでは効果がありません。
アルコール同様、吹き掛けた場所や素材によっては変色や脱色する可能性があることも念頭に入れておきましょう。
洗剤もアルコール同様「身近」にあるものなので利用はしやすいものの一つとなります。
(以下食材等は特にゴキブリに侵入できないところにキッチリ保管しよう!)
・肉、たまねぎ、砂糖、ビール、チーズ、油 etc…。
⇒雑食性なので基本何でも食べます。特に好きなものは上記に挙げたものになります。(人間の好物と同じですよね)
上記商品はゴキブリが侵入しやすいところに保管せず、きっちり隙間がなく侵入できない場所へ保管しましょう!
またビールや日本酒などの空き瓶や空き缶はキッチリと水洗いして乾燥させ、なるべく室内に置く時間を少なくして廃棄処分するようにしてください。
⇒「ホウ酸団子」を自前で作成するときは、あえて上記好物を混ぜ込み誘引力を上げる。という使い方もできます。
但し、作成~3ヶ月くらいで毒素が抜けると単なる「美味しいエサ」になるだけでなく、たくさんのゴキブリを寄せ付ける誘引剤となるので管理はしっかりしましょう!
⇒上記商品をきっちり保管したから、安心というわけではありません。ゴキブリの好物を遮断したにすぎません。
ゴキブリは窮地になれば、仲間の死骸、自ら脱皮した抜け殻、人間の髪の毛やフケ、爪でさえもエサにします。
また糞は新たなゴキブリを引き寄せる吸引アイテムとなります。
【ゴキブリは環境適応能力】に優れた生物であることを忘れてはいけません。苦手なものと接触することになると、そのモノに対して耐性をつけるようになります。
「生きた化石」と呼ばれ、2億年以上前からほとんど姿を変えず、この地球上を生き延びてきた生物です。我々人類より、遥か昔から存在し、現在に至っているのです。
結局、常にきれいに清掃しておくことが「ゴキブリを寄せ付けない環境作り」マストなのです。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます。
これを実践できれば「ゴキブリを寄せつけない環境」の完成です。
ん、「ちょっと待って・・・」という声が聞こえますね。
「ここまで全て事業所や店舗で実践するのは、ちょっと。。。」
という方は、こちらをご覧ください。
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当社では飲食店舗様はじめ、ゴキブリに悩んでいる事業所様に害虫駆除機器のレンタルサービスを行っています。
特長は・・・
【先進国の店舗衛生システム】
・ハード(機器的継続管理)+ソフト(人的サポート)=4週間毎の効果維持管理。
・ヒーター入り機能(特許取得)で年間を通して高水準の駆除効果。
・軽量・コンパクトで設置場所に困りません。
・デジタルタイマー機能で「夜間の厨房衛生」「昼間の室内衛生」「有人・無人」も安心管理。
・ドライ駆除方式(無臭・無色・無残留)で違和感のない環境を維持。
特長は・・・
・光で強力誘引
→ムシポン用ランプの光で虫をバンバン寄せつけます。多くの飛翔昆虫は紫外線(365nm付近)に強く向かっていく性質があります。
・安全・安心
→殺虫剤や有害な物質が使われていないので安全・安心です。誘引成分の入った強力なネバネバ捕虫紙で虫のいない快適な空間づくりをサポート。
・快適設計
→捕虫した虫はお客様の目にふれない構造になっています。
・むやみに薬剤散布方式を取らず、安全なコーキング剤、ペイト剤を使用しています。
・食品や食器に影響のある薬剤散布を極力取らないので、事前の片付けが不要です。
・ゴキブリの巣を特定して機器の移動、分解をして徹底的に駆除します。
・施行後にゴキブリの屍骸が散乱しないような衛生的な駆除施工です。
・一年間の責任施工です。施工後、害虫が出た場合は何度でも責任を持ち駆除施工にあたります。
・一年施工でイニシャルのご料金を頂く以外の追加費用は発生しません。
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